孤独の中に彼女は潜む

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「さっきのは……早退するための嘘なんだ。ごめんね。気を悪くした?」 結局、彼女と向き合ったのは、横暴な悪魔の僕でも、気の弱い悪魔の僕でも無く、ただの警察官の僕だった。 「君このままじゃ、病院に入れられちゃうと思って」 後付けの言い訳に、彼女は表情を変えなかった。
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