白く明るい牢獄で少女は眠る

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少女をぼんやり見つめている間に一時間が経過していた。 端から見たら僕こそ病人に見えただろう。 しっかりしなくてはいけない。これから医者に嘘を言うのか、本当のことを言うのかを含めて対策を考えてからでなければ診察室になんて入れないのだ。 嘘はバレる気がする。 それでも全部本当のことは言えない。未成年者略取に問われるのは僕だ。
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