空の向こうに行くのと彼女は言う
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「君……」 僕の声に、手摺の上の人影は振り向いた。 下から見ても、スカートが翻るのがわかったから、女性だとは思っていた。 でも、まさか…… こんなに綺麗で、若い娘だなんて、思ってもいなかった。 完璧なかわいらしさ…… しばし僕は言葉を忘れる。
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