空の向こうに行くのと彼女は言う
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やがて彼女のすぐ側まで着いた。 警戒しながら一気に距離を縮める。両腕をがっしり掴んで、安堵の息を漏らした。 「ほら、話聞くからこっちおいで。」 乗り上げていた手摺の上から引きずり下ろした。 「君、名前は?」 「……そら」
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