空の向こうに行くのと彼女は言う
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屋上から羽ばたこうとしていたそらちゃんか…… 「……そらの……向こうに行くの……」 呟くような声だった。 僕は何だか背筋が寒くなりながらも、彼女につられて空を見上げてしまった。 真っ青な、快晴の…… 不気味なくらいきれいな空だった。
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