督脈

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督脈

【督脈】 督脈は、陽経全てを監督することから『陽経の海』と言われる。 会陰部(肛門)から始まり、仙骨部→腰部→背部→頚部後面→頭頂部→ 前頭部→鼻の正中を上行し、口に至る経絡である。   これも任脈と同じで、十二経に含まれない奇経と呼ばれる経絡である。   督脈には28の経穴が存在する。   【取穴の際の定義】 ○左右の腸骨稜最高点を結ぶ点(ヤコビー線)と脊柱との交点が第4腰椎棘突起にあたる。 ○左右の第12肋骨先端を結ぶ線と脊柱との交点を第2腰椎棘突起にあたる。 ○左右の肩甲骨下角を結ぶ線と脊柱との交点が第7胸椎棘突起にあたる。 ○左右の肩甲棘内端を結ぶ線と脊柱との交点が第3胸椎棘突起にあたる。 ○百会穴から上星穴の間を4寸5分とする。 ※上の定義を3等分すると、1寸5分(前頂穴)・3寸(しん会穴)がでる。 ○百会穴から脳戸穴の間を4寸5分とする。 ※上の定義を3等分すると、1寸5分(後頂穴)・3寸(強間穴)がでる。
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