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昼になる。
ウチの学校は給食。
男女3:3で机を合わせ、6人で食べる仕組みだ。
…………
………
配膳が終わり、当番の人が「合掌!いただきます!」というと、「いただきます!」と皆がいう。
………小学校から一緒だよな
無駄とは言わないが、少し恥ずかしくない?
などと考えながら箸を取り、ご飯を口に入れていく。
飯を食べていると誰かが話し始める。単に黙って食べているのに耐えられないからだろう。
かといって俺は話すのもおっくうなタイプなので話し掛けられても「ああ」とか「そうだね」と流していくのが普段のパターン。
……何もないから。自分から話せる内容が
飯を食べ終わり、午後の5限は体育。
体育の先生に、飯食った後の運動は控えたほうがいいとは言われたが、全く逆の時間割に初めの頃は笑えたものだ。
運動は嫌いじゃない。別に太ってもいないし痩せてもいない。運動音痴ってワケでもないが、その日の体育はサッカーだった。
サッカー部の男が気張って動く。
ま、俺は言われた通りゴールキーパーをやろう。
夏の、真夏の炎天下の下、地獄の50分だったのを今でも覚えている。
さて、7限までの授業が終わったので部活開始だ。バレーボールで絶対的に必要なモノ。
それは
アタッカー→身長・ジャンプ力
レシーバー→俊敏性・機転の効くアタマ
そう、身長が高いとまでいかない俺の身長は162センチ。
アタマはないので、とりあえずアタッカーだ。
声を出すのが伝統なので、張り上げる。
それが当たり前だったから
部活も終わり、家路につく。
家族と話しながら、飯を腹にいれる。
気力がなくても腹は減るんだなと、こんなところで自分に感心した。
いつも、考える
なんで親のエゴで、俺はうまれてきたのか、と
生まれた瞬間、命あるモノは死がついてくる
「祝福された死」
「呪われた生」
この二つを持って生まれてきているのだ
漫画でもあるのだろう、「呪いの子」だの「生きているだけで罪」だの
……余計なお世話だ
誰も生んでくれなんて、頼んじゃいないんだ
今の俺はソコに「いる」だけだし、「ある」だけなんだ。どれだけあがいても、それ以上でもそれ以下でも、ないんだ
……その価値観が、逆転する日がくるのを願いながら
俺はいつも布団に潜り込んで、いつしか闇に堕ちていく
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