高校

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俺は俺でどんなに考えても我慢がならない部分が多々あった。 土曜の昼に退部届けを顧問に提出。めでたく帰宅部になったわけだが、俺の親は納得しないよな。 勧めたのは親だけど、実際行動したのは俺だから。 帰宅して全てを話した。 俺は俺で別の先輩にボコボコにされていたコト、伝統イジメがあり、それで体調を崩して飯も食べれないほど体がガタガタだっていうコト、その他もろもろを全て包み隠さずに全部。 その場には兄と母がいた。 兄は話を聞くなり、その先輩を殺しに行くから住所を教えろだの、地元はどこだの、どこの中学だの、俺に聞いてくる。 母は泣き出した。 なんでもっと早く言ってくれなかったのか、と なんでそんな辛い状態を今まで続けていたのか、と ……俺は、、どうすればよかったんだろう。 温かい涙 俺を想ってくれるココロ 涙が溢れる 止まらない 涙を止めようともしない こんなにも こんなにも温かいモノ 今の俺には あったんだ 俺がそこに"いる"という証が 兄も母にもらい泣きしたのか、目に涙を浮かべている 俺は母と二人で、泣いたんだ 散々迷惑もかけてきた 警察沙汰こそないにしても、怒られることもした それでも、そこに俺はいた 俺は、一生この家族で"いる"と、 そう、思った そう、ここで話は戻るけど、同じ部活の男の話。 俺が辞めたことを、裏切りと思ったんだ。 俺は逃げずに頑張ってるのに、なんでお前は逃げたんだ、と。 しばらくは話し掛けても無視されたりもしたし、一緒に遊ぶなんてこともなかった。 そう、時間をかけることしか出来なかったんだ。 いずれはお互い笑いあえると信じて
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