山の向こう

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闇からすっと抜けた そこには 光あふれんばかりにくらみ よく見えぬまま 目を開けるとうっすら窓から光が漏れる 寝ていたみたいだ 学校にいく子供の声が聞こえる (昨日は飲み過ぎた) 頭がズキズキする 今日は晴れてるみたいだ。 立ち上がってはみるものの、地面が揺れてるみたいだ。 (水が飲みたい) 冷蔵庫をあ探っては見るが なにもない 「あ~みずがない~、」 キョロキョロしながら台所に近ずく 、 いや台所というには殺風景なところだ、 とりあえず蛇口をひねってみる 「ん?でない💦 そういや断水か」 住む場所は慢性的な水不足に陥っている。 雨があまり降らないからだ 。 「ん 、あとで水買いに行くかな、そうだきょうはあいつに会わなきゃ」 寝ぼけた頭を振り払い、服を着て靴を履いた、 ボロボロの靴だ、 だが妙にしっくりくる 『ガラガラ』 大きな窓と呼ぶにふさわしい引き戸を開ける 。 「おはよ~たかや」 道脇で花見をしていた女性が声をかけてきた。 たかや「ん?なんでここにいる??」 「散歩♪」 笑顔で返された。 「たかやこそ何してるの?今日はキョウのとこにいくんでしょ?」 たかや「だから何でマリネがここにいる?」 マリネはちょっとムスッとして三歩先まで来た。 マリネ「また仲間外れ?せっかく休み合わしてきたのに」 子供みたいな仕草だ、 たかや「そんなに膨れられてもしらん。あっ、おはようマリネ♪そしてまたね♪」 右にそれて歩きだした。 すると左をつかみ マリネ「ちょっとまって💦今頃挨拶? てか何で一人で行くのよ!マリネ場所知らないんだよ!」 たかや「おまえが来るだなんて聞いてない! つけるなよ~」 振り払おうとした。 マリネ「キョウが来ていいって!場所わからないからたかやについてけって!キョウからのたのみでもだめなの?」 マリネは焦ってるみたいだ、少し考えて、 たかや「キョウのたのみならつれていってやる」 マリネははしやぎだしたかやの肩を思い切り叩いた 。 マリネ「も~、意地悪なんだから、惚れたて無駄よ♪キョウは私のものなんだから♪」 少し腹が立ったので早歩きにしてやった。 たかや「キョウは誰のものでもないよ。思いこみ激しいなマリネも。」 目の前に緩やかな道山を車が通っていった。 その先に山へと続く階段がある
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