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-次の日-
「天候よし!服装よし!髪型よし!」
美月は浮かれまくって昨日はぜんぜん寝れなかった
晶とつきあっていることは、まだ誰にも知られていない
「ママ~友達と遊びに行ってくるねぇ(^-^) 」
嘘をついて家を出た
今日は駅前で待ち合わせ
本当は、家が隣だから待ち合わせなんかしなくてもいいのだろうけれど、待ってる時間の新鮮な気分を味わいたくてわざと待ち合わせをした
駅前に着くと晶君はもう来ていた
「ゴメンね、待った?」
一度言ってみたかったこのセリフ
晶君はこっちに振り向き一言
「待った、待った…朝四時から待ってるから」
笑いながら答えた
「え?晶君も四時から支度してたの?やっぱり眠れなかったよね」
私は晶君の冗談が分からず本気で答えてしまった
「…マジ?ごめん…俺さっきまで寝てたわ(笑)」
晶君は頭をかきながら苦笑いを浮かべた
そして私の手を握った
「行こうか」
「…うん」
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