初デート

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「なんだか、どっちが年上か分からないね」 お弁当を食べ終わった晶君がポツリと言った 「え?私21に見える?」 美月は真剣な顔をして晶に聞いた 「美月は本当に一直線だな」 言われてる意味が私にはよく分からなかった 「よし、この埋め合わせは必ず次のデートで」 晶君は膝を叩き立ち上がった その時 ♪♪♪♪♪ 晶君の携帯がなった 「ちょっと、ごめんね」 晶君は相手を確認すると、電話にでることなく携帯をポケットにしまった 「いいの?出なくて?」 不思議そうに聞く私に 「え?うん、いいんだ」 そう答えた晶君の横顔に私はなぜか不安を感じた
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