戻れない二人

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その夜、晶君は私の家に来た 私が慌てて靴も履かずに家に帰ったので、靴を届けに来たのだ 靴をはいたかさえも記憶にはなかった 私は当然でれるわけもなく、靴はママに渡されていた ベットの中で横になっていると今日あったことが夢が現実か分からなくなってきた あれは夢? 夢なら早く覚めて、ボーとする頭とだるさは朝が来ても覚めることはなかった 「美月~朝ご飯は?」 ママの声が響く 私は返事をする事さえも出来なかった 「頭痛い」 ママが心配して部屋に来た 「どうしたの?晶君と何かあったの?」 靴を持ってきてもらっている時点でなにもないわけがない でも 言えない
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