2498人が本棚に入れています
本棚に追加
「風邪ひいたみたい、学校休みたい」
私はそう言って厚く布団をかぶった
「わかった、電話しておくからゆっくり寝なさい」
いつもならうるさく言ってくるママも今日は違った…
気づいてるのかな
しばらく寝ていると下の階で何やら話し声がする
トントントントントン
階段を駆け上がる音…
バン
激しく部屋のドアが開いた
「美月」
晶君だった
「勝手に入ってこないで、会いたくない」
私は枕を投げた
晶君はそれでも出て行かなかった
「ごめん…」
そう言うと晶君は話を続けた
私は晶君の顔が見れず、ただひたすら下を見ていた
最初のコメントを投稿しよう!