6/9
前へ
/15ページ
次へ
「次は日暮里~日暮里~」 朝だと言うのにも関わらず、電車の中は人で溢れていた。 彼は降りるドアの近くで立っていたので、すんなり降りることができた。 ここまでくれば、あと半分 あの怖がりですぐ怯える、でも自分の家の中だと甘えん坊でくっついてくるハナに会える。 昨夜の母の電話、 ゛もうハナが死にそう゛ という連絡を受けて心配していた。 でも自分が家に帰れば、ハナは元気になる、きっとそうなるって考えてたんだ。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加