突然届いた贈り物

10/13
前へ
/276ページ
次へ
しばらくして 渚は口を開いた。 「……確かに私も大介君のことを100%知っている訳ではありません。 けど…… 私は大介君のことが好きなのです!!」 俺は意表を突かれた。 まさか渚が本当に俺のことが好きだということに…… 「だったら 賭けをしょうぜ」 「賭けですか?」 「いまから 16歳になる12月18日までの間に俺が渚のことを好きになったら、渚と結婚することを考えるよ」 「もしも 好きにならなかったら、どうなるんですか?」 うーん どうしょう。 さすがに施設に帰れとは言えないしな…… そうだ 「ポテトチップス(コンソメ味)を奢ってくれ」 「えぇー―っ!? それだけでいいのですか?」 特に欲しい物やして欲しいことがないからな。 「わかりました…… 絶対に勝ってみせます」 どうやら 渚は本気のようだ。 こうして 俺と渚の戦いと同棲生活が始まった。 よく考えたら、バターしょうゆ味にすればよかった……
/276ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1378人が本棚に入れています
本棚に追加