プロローグ

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―――― 夢 俺は今夢を見ている。 4歳だった時のこと……… 「また会えたらいいね」 と少女が言った。 そして 俺はこう返事をした。 「いや 僕ははそう思わないよ」 おい 空気読めよ俺。 「私とはもう会いたくないの?」 少女は泣きかけていた。 女を泣かせるなよ…… 俺。 「だって 料理下手じゃん」 理由の意味が分からない。 「分かった もし私が料理がうまくなったら…… 私と結婚してください」 「いいよ」 即答かよ…… 「私 絶対に料理がうまくなるからね」 「まぁ 頑張ってくれ」 「約束だよ」 「約束だ」 そして 11年の月日が流れた……
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