突然届いた贈り物

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とりあえず こいつを椅子に座らせた。 一応 客ということでお茶を出した。 「まず お前の名前を言え」 最初に聞くはずだったのだが聞くのを忘れてた。 「西野渚(ニシノナギサ)ですよ。 もしかして私のことを忘れてしまったのですか? 大介君」 何で俺の名前を知っているんだよ。 いや待てよ 渚…… どっかで聞いたことのある名前だなぁ。 「子供の時一緒に遊んだじゃないですか」 思い出した…… 「あぁ あの泣き虫の渚かぁ」 そういえば こういう奴いたな。 確か俺が4歳あたりのときに何故か施設に預けられることになったときに友達になったんだっけ。 「覚えていてくれたんだ…… じゃあ あの時の約束 覚えている」 「覚えていない」 俺は必要のないことはすぐに忘れるからな。 「……料理がうまくなったら 大介君のお嫁さんになることだよ」 …………what?
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