崩壊定式と時計の針

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静寂を彩る太陽に 繋がれていたのは僕   狂乱に彩られる月を 繋いでいたのはアレ     有刺鉄線の籠の中で   囀る小鳥は何を思う?   赤錆色の柩の中で   眠るあのコは何を夢見る?   立ち枯れする森の中で   それはもう平等に   時計に刻まれてしまえば良い
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