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トランシーバーを10両で10台。ペンライトを1両で100本。合わせて200両になった。仕入れ値は秋葉原で30万だ。200両は6000万。
直人は一日で5970万の儲けを出した。
まずは10両をもらい、代わりに2台のトランシーバーとベンライトを差し上げた。
親方は宴を開いてくれた。親方は10人の忍者を呼んだ。伊賀の十人衆だった。
そこでまた直人は魔法を披露した。
カップヌードルを持参していた。
お湯を入れ三分たち、親方に味見をさせた。
忍者全員が大喜びで一口づつ食べた。
未来の世界の話で宴は盛り上がった。
酒も入り親方もよく喋った。直人に問い掛けた。
『直人が先の世から来たのなら天下は誰が取るのか知っておるな』
『はい』
『だれじゃ』
『徳川家康様です』
一瞬シーンと静まりかえった。
そして、ワーと歓声が上がり、また盛り上がった。
直人は一日一回しか時空を行き来できない。
一週間後に届ける約束をし、眠りに着いた。
冷や汗と達成感が交互にやってきた。
会社のグラフを永遠に塗る夢をみた。6千万のワンデイ記録だ。塗っても塗っても終わらない。こんな苦労をするなら儲けすぎはよくないと思う夢をみていた。
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