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紗璃は、理事長から俺を引き剥がすと、思い切り抱きしめた。
「ちょ…おま…!!」
加減ってものを知らないのかこの馬鹿は!!
俺の顔を全力で胸板に押し付けやがって…!!
俺を殺す気か!?
胸板で窒息死とか笑えねぇぞ…
うぅ…俺と同じ顔のくせに俺より若干体格良さげだし………
そんなことを考えていると理事長が口を開いた
「えー?紗璃へのお仕置きを兼ねて、新しい家族へのご挨拶!!」
欧米か!?
塚流石の欧米でも初対面で、しかも♂同士であ、あんなことはしないだろ!!///(←思い出した)
「だからって絶対駄目ぇ!!瀬羅に触んないで!!」
「……てめーら…」
いい加減キレるよ…?
キレちゃうよ?俺…
「まったく、誰が必死こいて探してあげたと思ってるのー少しくらい分けてくれたっていいじゃないの!」
だからいい加減にしないと…………
「あーもー!ぐちぐちうるっさいなー…これだからおっさんは……」
「お、おっさ……!!(ガーン)違うー!俺まだ27だもん!!」
「[だもん]ってキモいわ!!瀬羅におやぢ菌付けんな!!!」
「(ガーン!!!)」
「てめぇらうるせぇ!!つか人の話聞けや!!!全く状況掴めねぇから!こンのKY激テンション兄弟が!!!一体何者だっつの!!このボケェ!!あほんだらぁ!!!ちゃんと全部しっかりまるっと綺麗に説明しやがれこのチンカス共が!!!あの糞親父何処だ!!俺のアヒル隊長返せ!!!」
「「す、すみませんでした!!!」」
一気に怒鳴ったら喉が痛くなった…
でもまぁスッキリした…!うん。
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