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貴方に触れていたい…手を伸ばしてでも……
けど…伸ばした手は儚く宙を舞った……
貴方に会いたくて……どうしても会いたくて……
ずっと…眠れぬ夜を繰り返す……
貴方が残した光と影の結晶に包まれて…私は泪を流す………
光に触れてみようと…手をかざしたら…貴方の声がしたような気がした……
愛して……今更届かぬ…詠(うた)を歌って…遥かに消えて……
想い出の砂時計…空高く透かして見ても…あの日の願いは響かず……
二度とは見れない景色たちがさらさら流れだして…風にさらわれる…
消せない影像に似た…空気のような風に……
重ねすぎた記憶の欠片は…その手もその手にも……すり抜け…消えていく…
貴方が残した光と影の結晶は…今も昔も大きすぎて私を包み込むのでした……
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