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「は?何?」
どうしようっ。どうしたらいいんですかぁ~っ。
いっ…乾君がっ…こげな近くに~!
「あああっ、あの、きょきき今日、てってて手紙をっ」
ぜはーぜはーっ…
まだ、全然喋ってへんのに、いっ…息切れがそして胸の激しい動悸がっ…
「あの~」
(変なんに声かけてもうたな…俺)
「あっ、ごめんなさいっあのっあたし、はっ…果たし状をっ…」
あれ…?
「あの、いっ…乾君」
袖をツンツン、ひっぱって、聞いてみた。
「は?何で俺…ちゃうくて、僕の名前…」
「あのっ、果たし状って何ですか?!」
(はい…?)
「あああたしっ…ラブレター書いたつもりやのに…果たし状とか表書きしてたような…気が…あれ?あぁっ…眠気がピークの時、書いとったから?!」
(話がみえませんけど…)
「あのっ!どっちみち、チャンスやから、告白します!わたくし、三好 真琴は、乾君が大好きやから、付き合ってくだしゃい!あ…」
「ふはっ。果たし状って言うから、僕、てっきり、乱闘にでもなるんやと思って警戒してきたんやけど、君かぁ」
「はい…何かすいません…」
あぁ…振られるなぁ…
「いいで。付き合っても」
「…へ?」
びっくりして、乾君をみると、ニコニコと笑っていた。
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