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“いいで。付き合っても”
へへぇ~っ。乾君が…OKくれるなんてっ!
「真琴!朝から何にやけてんねん!」
「一樹煩い!幸せに浸ってんやから邪魔しやんでよっ」
こいつは、小田一樹(おだかずき)幼なじみで、家も隣。てゆうか、もいこいつの説明はいいや。
「なん?愛しのあの方と付き合うことににでもなったんかぁ?」
なーんてなっと言葉を繋げようとした、一樹。
「えっ!何でわかったん?!昨日、OKもらってん~っ。えっへへぇ~」
一樹の顔が一瞬歪んだのを、まぁこは、気付かへんかった。いつもは大抵気付くんやけど…。
「あ~ぁ…可哀想に」
ポンポンと一樹の肩を叩き、ボソッと呟く人物が。
「うっさい!尋良!」
「尋~!おはよ~!きいてぇ☆」
「ん?どしたぁ?」
そして、この子は、真島尋良(まじまひろよし)一樹の友達で、まぁこの、良き理解者さん!
「まぁこ、乾君と付き合うことになりましたぁ!」
乾君の名前を聞いた瞬間、ザワザワしていた教室が、一気に静まり返る。
でも、そんな事を気にしない人が約2名。
「マジ?良かったなぁ!」
「うん!尋が、果たし状書けって言うてくれたお陰やねん」
「そかぁ~。うふふぅ」
(マジ書いたんや…やっぱ真琴は変な子やぁ)約一人は未だフリーズ中。
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