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清水星南学院高等学校。
学区内、いや地区一有名進学校と言ってもいい。略してＳＳ（ｽｰﾊﾟｰｽﾀｰ）学院。
そんな学校でトップに君臨するのが、三好真琴の初彼になってしまった（？）
乾勇人。その人である。
朝、登校するだけで、乾君は一瞬にして、人に囲まれる。
その中の一人が、話しかける。
｢乾君おはよ!｣
｢あぁ。はよ。つか朝っぱらから五月蝿い｣
この一言で周りは一気に捌ける。乾君はどんな存在なんやろう。
｢んも～!相変わらず冷たいんやからぁ｣
泣き真似をする女の子。
無視。
｢おはよ。勇人｣
肩を叩かれ振り向く。
｢あぁ。雅｣
｢お前、果たし状どうなったん？｣
｢あぁ、付き合うことにした｣
｢は？｣
ちょうど、チャイムがなった。
｢じゃ｣
じゃっ…じゃあって？!果たし状の奴と付き合うって？!そうか、まぁ…そういう恋愛も、ありやよな!
勘違いした男が一人。
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