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夢。
降り注ぐ白い欠片を両手で包み込み、真っ白な世界の中で、泣きながら何かを願い続ける夢。
その願いは叶う事がないのに、
その祈りは届くはずがないのに、
それでも泣きながら真っ白な世界に一人たたずみ、ただ一つの事を願い続ける。
目が覚めても、自分は真っ白な世界の中一人でたたずんでいるのかと思うと怖くて。
ゆっくり目を閉じながら、目を開けた時、目の前にある世界が今見た世界であってほしくない。
そう思いながら、
僕はゆっくり目を開けた。
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