0人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は風を見ていた。
みんなは見えるわけがないと僕に言う。
少しでも周りに目を向けると、色々知る事が出来る。
しかし、人は周りに目を向ける事なく、深く知ろうともしない。
人は知る事を好むが、深く知る事を恐れる。
僕はそんな『人』に嫌悪感を抱く事がある。
そして自分もその『人』と同類という事で嫌気がさす。
僕は風が羨ましかった。
何にも縛られず、自由に動き回る事が出来る、風が。
僕も風になれるだろうか。
風のように自由に動き回る事が出来るだろうか。
風を見ていれば『答』がでるだろうか。
だから僕は
風を見ていた。
最初のコメントを投稿しよう!