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    「ちょ、茂理!今日うち調子いいっ!」 「分かったから一旦黙れ」 夜になって塾に向かい、一時間目の英語を受ける。 いつも点数が低いくせに、何故か今日は調子がよくて先生や周りに驚かれた。 「あ、でも選択問題終わったからもう無理」 「諦めはやっ!」 「先生、野生の勘でやるねー」 「いやいやそれ最終手段だからね」 つっこむ茂理をスルーして、苦笑している先生に言う。 男子達はいつものことだと笑っていた。  
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