💡人間を超える💡

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人間を超える夢はいつの時代もあるものである。 今、20XX年 最先端化学技術により「人間を超える」実験が地下の大実験室で行われていた。 500人は軽く超える人数の実験体(人間)は、同じ数だけのカプセルに入れられ何本ものチューブが装着されている。ポンプのスイッチの音と共に、実験体の体内へと黒い液体がチューブを駆け巡り、流れ込む。 カプセルに入っていた実験体達は、苦痛に顔を歪め暴れ回っていた。研究者達の顔はまだ不安気である。なにしろこの実験は前代未聞の事であり、人体実験ということもあって法に触れるものだったからだ。もしこの実験が表沙汰になったら大変だ… 時間が立つにつれ実験体の体は血管が浮きだし、筋肉は膨れ上がる。全ての実験体達が叫び声をあげ助けを求めた。人間では有り得ないほどの筋肉質な体になった実験体を見る研究者らは、静かに笑みをうかべた…。
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