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~第1章~特殊な血Rh-(マイナス)を持つ青年と、心優しき吸血鬼。
「こういう時は憂さを晴らすのに限る。かなり早いけど呑みに行くか。たまには朝酒も良いだろ♪」
俺はシャワーを浴びてから着替えると、外に飛び出した。
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「いらっしゃ…って。よぉ、零!珍しいんじゃね?こんな朝っぱらから呑みにくるなんてよー。」
「…和綺。お前も人の事言えねぇだろーが。」
「まぁまぁ。そんなにいきり立つなよ。それに俺はバーテンだから良いんだよ。
折角、お前に朗報をもってきたってーのにサぁ。」
「何だよ!?朗報ってーのは!?教えろ和綺っっ!」
俺の悪友の和綺は、バーテンでもあり、邪悪な吸血鬼の情報を取り引きし金を稼ぐ情報屋でもある。
まぁ、俺のヴァンパイアハンターと同じ、命懸けの裏仕事ではあるのだが…。
(ちなみに俺は、雑用から犬、猫探しまで何でも引き受ける何でも屋をやっている。)
何故そんな仕事をしてるかって?それは、和綺だけじゃ知り得ない情報だってあるだろう…?
それに、自分の足で探すのが俺のモットーでもあるからだ。
(まぁ…、それでも情報が集まらない事が多々あるが…。)
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