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「…んで?その取って置きの情報って何だよ…?」
「お前の血液って確か…、
Rh-っていう珍しい血液だったよなぁ?」
「あぁ。まぁな…。」
そう…、和綺の言う通り、俺は、Rh-と言う希少価値級の血液を持っている。その為、俺の珍しい血液を吸い付くしてやろうという凶悪なヴァンパイアに、常に狙われていた。
まぁ、俺にとっては両親を殺したヴァンパイアを見つけるのにうってつけの方法でもある為、有難い血液なのだが、一方では、怪我を負った時等は入手しにくいう事もしばしばある為、厄介な血液でもある。
「それの何処が朗報なんだよ…?和綺。」
「まぁまぁ、そう慌てんなって。実はな、そのRh-しか吸わない吸血鬼が居るらしいんだ。…つかまぁ、正確に言えばそれしか吸えないらしいがな。」
「え…?それ、本当か?」
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