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部「えー、それでは営業部推進課の月例会議を始めます。」
午前10時30分。
月例で行われる会議が部長の一声で始まった。
ホワイトボードに背を向け前の長机に座っている雪乃さんを、裕介は前から3列目の席でパソコンを眺めつつも盗み見ていた。
月曜に感じたあの元気のなさに、今朝出社した時は拍車がかかったかの様に思っていたのだが、今はそんなことも微塵に感じない程背筋をピンと張り、きりっとした表情になっていた。
きりっとした表情の雪乃さんは、やっぱり憧れるよ…。
俺は彼女の凛々しい姿を見て、自分が彼女に相応しい男性なのか、今更ながら不安になってきていた…。
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