予想外のお客様

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金曜の夜だというのに、LOVE CHIC はあまりにも客足が悪かった。 そのせいで考える時間が出来てしまい、信太はグラスを磨きながらも裕介からきたメールの内容をそわそわとしながら思い返していた。 裕介の話したい事とはやっぱり、あの日雪乃にしてしまった事についてなのだろうか… 裕介に知れてしまったのか? 何故知れてしまったんだ? 自分の中では隠し通す事が裕介の為であり、雪乃がなかった事にして欲しいのならと、何より雪乃の為だ、とそう思っていた。 事実を認めるべきなのだろうか。
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