75人が本棚に入れています
本棚に追加
金曜の夜だというのに、LOVE CHIC はあまりにも客足が悪かった。
そのせいで考える時間が出来てしまい、信太はグラスを磨きながらも裕介からきたメールの内容をそわそわとしながら思い返していた。
裕介の話したい事とはやっぱり、あの日雪乃にしてしまった事についてなのだろうか…
裕介に知れてしまったのか?
何故知れてしまったんだ?
自分の中では隠し通す事が裕介の為であり、雪乃がなかった事にして欲しいのならと、何より雪乃の為だ、とそう思っていた。
事実を認めるべきなのだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!