*゚彼のいる教室*゚

2/9
前へ
/14ページ
次へ
今日は久しぶりの 教室登校日です……/// 「…絶対、無理だよォ…!!」 やっぱり怖い… 「お前きもいんだよ」 「どっか行っちゃえ!!」 昔の記憶が蘇ってきて 私の心を鈍らせる ひたすらそんな事をいつもの プラットホームで考えていると 蓮が一瞬プッと笑って 電車から降りてきた。 「やっぱりここにいたッ!! 凛ならこのプラットホームに 絶対いると思ったんだ///笑」 「どうして…??」 「一人でまた 固まってるんじゃないかって 思って💧笑 でも凛は俺との約束は 守ってくれる、そう思ったから」 「蓮くん…」 「さぁ、一緒に行こう!!」 「でも…あたし…」 「大丈夫、俺がついてる。 心配すんな!!」 そう言って 彼は私に手を差し伸べた。 私は一度裏切られて 人を信じることなんて もうできない そう思っていた… だけど、なぜか彼の 飾らない優しく笑うその笑顔を 差し伸べてくれたこの手を 信じてみようと思った。 「さぁ…!!俺と一緒に 来てくれますか??お姫様💓」 「はい…///」 そうして私は彼の手をとった。 私より温かくて優しい 彼の手が私の手をそっと 包み込んでくれた事に 私は安らぎを覚えたのだった。 .
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加