始まり

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私、志乃 高校生18才。 駅前を友人と歩く。 「志乃! 金使いすぎ! 親父騙しすぎだってー」  そぅ?  どぅせ2度と会わないし…   興味無いから。 「うわー。 志乃って、そぅゆぅとこ…… 時々冷たすぎて こわい時あるょね――!?」 続けて、友人が何かを言おうとしていたが、 私の目を見てそれ以上言うのをやめた。 何が言いたいのか― すぐ分かった。 仲の良かった友人が 当時流行っていた 練炭自殺した事があった。 その時のぁたしは、 全く動揺せず、涙も見せず   そぅ……だから? とだけ言った。 そんな冷めた私を見て友人達は   『志乃って強い!!』 なんて、意味不明な尊敬を示されたのだ。
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