1章 🐤 嫌いな奴 🐤

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「おっとあぶねぇ~。じゃあな!おチビちゃん♪」 そう言ってあいつは 自分の席に向かった。 私も自分の席に座り1人で騒いでいた 『ギャー!! ムカつく!なんなの朝から!ケンカでも売ってんのかぁ――!』 すると騒いでいる私に親友の優香が近寄ってきた。 「あんた今日もちょっかい出されてたねι」 『そうよ!ふざけやがって…あのヤロー!』 「でもあんたも小さいから頭叩きやすいのよι」 『なんで優ちゃんまでそんなこと言うの~(泣)』 私は泣きまねをしながら優ちゃんのことを叩いた。 「あぁ~ιごめんよ晴海」 『悪いのは絶対にああつなんだからね!』 「うんそうだねι悪いのは矢野だね」 『そうだよ!優ちゃんは私の味方なんだからね』 「はいはい。」 一年三組では いつもと同じやりとりが 交わされていた。    
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