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やれやれ、人捜しは専門外なんだがなぁ・・・。
追撃隊は俺ことリュー、ビャク、ケンの三人で構成されている。
捕縛は容易なんだが、如何せん目標が見つからなければなぁ・・・。
「ケン、あれっ!!」
「!! うんっ、間違いない。」
ん? 先行してたケンが戻ってくる、何が起きたんだ?
「リューさん目標補足しました!!」
ありゃ、思ったより時間がかからなかったなぁ、さぁてとビャクも合流したしさっさと片を付けるか。
「よっしゃ、これよりプラン壱にうつる。ビャク! ケン! 油断するんじゃねえぞっ!!」
プラン壱・・・急襲捕縛型戦法。
成功率は高い方だろう。
急襲に成功すればの話だがな・・・。
「ケン、どれくらいの距離なら結界が張れる?」
「そうですね・・・ 目標の足止めが可能な結界になると、10m以内には入らないと。」
「10m・・・か。」
目標にかなり接近しなきゃだめか・・・リスクが高いな、こりゃ。
かといってむやみに士気を下げるのもいかがなもんか。
「もしだ、もしも失敗した場「もし~失敗した場合は~、どうするってぇ~!?」
!?!?!?!
空からの急襲、超重量の獣が行く手を阻む。
「っ、毘異須兎!!」
くそっ!! 面倒な事になったもんだっ!!
「ふふん、貴様らにゃどぉ~、とぉっくのとぉ~にぃ~お見通しにゃ~っ!!」
ちぃっ最悪だな、予想はしてたがこいつはかなりヤバいぞ!!
「お前たちっ!! プラン弐に移行、目標を追え。」
「リューは? リューはどうするのだ!?」
やれやれ愚問だな。
「こいつを抑えるのさ。」
それしか手はないんだ、やるしかない。
「でもっ!!」
「・・・ビャク、行こう。」
「・・・・分かったのだ。」
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