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「おわっ!? どうしたんだ、にゃぜ急に止まる!!」
肩から吹っ飛びそうになる黒猫、なるほど慣性の法則は甘くないようだ。
「しょうがねえだろ、前が詰まってんだから、そんなことよりさっさと降りろ、重いっ!!」
「全然聞こえにゃーい、ふむ本当だにゃ・・・まあだいたい予想はつくが。」
完璧聞こえてるじゃねえかっ、このクソネコがぁあぁぁっ!!!
三味線作るのに必要な道具と技術と時間が無いのが悔やまれるなぁ。
「おいっ、なにやってるんだ? もしかして俺たち待ちかい?」
「リューさん!? それに毘異須兎さんまで!?」
二人そろって驚いてやがる、そんなに俺らが珍しいのか?
「むっ、我がいちゃ悪いのか?」
「いえっ、そんなことは・・・「ある、鬱陶しいっ!! これで満足か?」
「にゃんでお前が答える!! お前のほうが鬱陶しいわっ!!」
「うっさいクソネコ!! いい加減三味線にすんぞっ!!」
「にゃに~っ、このトカg「ねえリュー、あの人誰なのだ?!」
ナイスだビャク、よく止めてくれたっ!!
「んっ? あぁ・・・・・」
あいつ誰だろ、初めて見る顔だなぁ、いや~しかし初っ端から紅に絡まれるなんてよっぽど運が悪い奴なんだろう。
しかし清もスーもなんで止めないんだ? 止めれんわけじゃないのに。
「よしそれじゃあ助けに行きますか、このままじゃあいつが可哀想だしな。」
「お疲れ~っ。」
ガシッ!!
「は、にゃ、せ。」
「うん、それ無理。」
さて、クソ猫を持ち主に返還するべ。
「いやだ~我は帰るぅっ、行きたくにゃい~っ!!!」
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