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「もう~いいから見せてよ。見ない方が気になって眠れないよ。」
と言ったので、そして疲れたので
「ほんとに、知らないよ!」
と言って見せました。
何が写ってたかというと…。
Hさんの顔の中になぜか、口を大きく開けて牙を出した猿?(のような動物)の顔があったんです。
白目で、頭には毛があるけど、その皮膚は皮を剥いだように、筋肉の筋が剥き出しになってました………。
それがHさんの顔のほっぺの真ん中に写ってるんです。
Hさんは涙目になりながら、
「あはは、大丈夫大丈夫。心配ないよ~……」
と言ってましたが、多分本心は怖かったと思います。
その日はなんだかんだ違う理由をつけてうちに泊まりましたから💦
今もその猿の顔の正体はわかりませんが、後から考えると、その後Hさんはいろんな病気にあいました。
ここに書くのはかわいそうかなと思うので具体的には言えませんが、20代そこそこの女性には辛すぎる病気だったと思います。
何年もたってから、そういえばこの奇妙な写真を思うと……。一種の予兆やなんらかの暗示のようなものだったのかなぁ、と一人で思ってます。
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