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チャイムが鳴れば、疲れて寝ていた人も起きて帰り支度を始める。
中には部活動へ向かう支度を。
ひとつ伸びをして笑顔で振り向くのは、私達の友達。
「今日さ!新しく出来たカフェ行かない?」
「え、どこに出来たの?」
「駅のすぐ近くだよ!朝通りかかってから気になってさ。2人ともご予定は?」
わざとらしく、そう聞く。
私達の答えをわかってるのに。
「もちろん、行く!」
「へへ、聞くまでもないよねー!んじゃ行こう!」
「あっ、水無月!…と、吉田。俺も行っていい?」
「何よ、古谷。私はついでみたいな言い方して」
「いやそんなつもりは、、」
「まあまあリュウカ、いーじゃん別に?みんなでいこーよ!」
「マオリー、そうやって優しくするから調子乗るんだよ?ま、古谷来たらタダになるからいーけどね」
「どういうこと?」
「だって、オサイフでしょ?」
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