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「こちらからもお願いしたいくらいだ」
「神城流剣術、神城環参ります!!」
環の実家は由緒正しい剣士の家系で、門下生500人の剣術道場を営んでいた。
その道場で幼い頃から鍛え上げられた環は、今では流派の中でも五指に入る程の腕前に成長していた。
そんな環の剣士としてのプライドが重玄と剣を交えたいと反応していた。
しばらくは抑えていたが、遂に抑えられずに重玄に挑戦をするという事になってしまったのだった。
「なら、自分も名乗らなければな。我流剣術、闘鬼『重玄』と申す」
互いに名乗り合った2人はにらみ合い動かなくなった。
完全にスカされた咲菜達は既に緊張の糸が切れていた。
「なんか、無駄にやる気出して、損した気分ね」
「人騒がせな奴だな」
やれやれといった表情で周は言った。
真紀も銃をホルスターにしまった。
「あ~あ~、お弁当食い損ねたな・・・・・」
そんな感じでメンバーは環と重玄の戦いを観戦していた。
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