不登校になるまで~回想~

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相手の美姫ちゃんはというと。 彼女は、お祖父さんがヤ○ザの組長だった。 表向きは土建会社をやっていたので、 「ウチのぉじぃちゃん、社長なんだぁ」 とかよく自慢していたらしい。 女王様気質でワガママなので、クラスの女子には陰で嫌われていたみたいだ。 知り合いのお母さんに話を聞いても、一様に表情が曇り、「美姫ちゃんね~。。。」という反応が返ってくる。 まあ、そういうことだ。 娘はそんな美姫ちゃんと、普通に付き合っていた。 友達からは「関わらない方がいいよ」と言われていたらしい。 「でも友達を切るとか出来ないよね! 美姫ちゃんにもいいトコロはあるんだよ。」 私に話すその言葉に、娘なりの葛藤が垣間見えた。
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