ある日突然

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さすがに三日目には私の方が焦り出した。 これはおかしい。 今迄とは様子が違う。 「何かあったの?」 「…何もない」 「何もないわけないじゃん!何もないなら学校行けるら?」 「………」 涙を流す娘を覗き込んだ。 その目には怯えと戸惑いが伺える。 私に対してではないことはわかった。 娘を見つめ続ける私。 ぽろぽろと大粒の涙を流しながら、ためらいがちに娘の口が動いた。 「…美姫ちゃんに」 「美姫ちゃんに?」 「美姫ちゃんに…」 「うん」 「イジメられた……」 なんだと言うんだ。 美姫ちゃんは小学校からの友達で、前には家にも遊びに来たり電話もよく来てたじゃないか。 驚いたけれど、状況の把握が先決である。 もう少し詳しい話を聞くことにした。
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