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またバイト
やっぱり暇なコンビニ
一番の客が来た
「ゴム子…」
今日一番の客がゴム子とは…
当然買うのはゴム…ではなくナプキンだった
今日は彼氏は寂しいだろな
『あのさ、見たでしょ』
「さぁ」
俺はとぼけた。思い出したくもない
『とぼけないでよ、ウチが援したの見たでしょ』
援だったの…そりゃ残念
「別になんとも思いません。他人ですから」
『何その態度！』
ゴム子はまるでゴムを膨らまして割れたような大きな声で叫んだ
客がいなくて良かった
「そんなこといわれても…」
『アンタ覚えてないの？小学校の時に隣同士座った、太田花子』
太田花子…
確かに花子って奴がいたな
地味で大人しくて俺と友達でよくいじめてたな
「あぁ、おまえか花子」
花子って名前が原因でいじめられてたな
俺もいじめた一人だけど
『覚えてた？』
「まぁ…それがどうした？」
『だから…別に』
俺にとっちゃ別にどうでもよかった
ただ数年で女は化けるんだなってことに関心したぐらいだ
花子は少し寂しそうに出ていった
「きっと生理でイライラしてるんだろう」
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