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甘ったるいキャンディーが
唾液に残るように
生きている証が 心臓に刻み込まれたらな
何も語らない 何も語れない瞳が
一
瞬
動いた気がしたんだ
たいした理由なんかいらない
幸福論理って奴を 片端のモラリストに渡したら
舌を出して喜んでやがる
君のように僕も変われたら
聡明な文学者気取りにもなれただろうに
だけど僕は許さないよ
プライドに触るような言動は
冷たい笑みと、深い殺意が目覚めるのさ
右ポケットの本能が
口は麻の糸で結んであげる
そのまま耳と一緒に繋いであげるよ
内臓は「スレッジ」で裂きたいけど
後始末がめんどくさいから蹴り潰してやるよ
なあ…カワイイ顔をしてくれよ
しばらくは機嫌が悪いみたいだからさ
その涙は懺悔の表れですか?
お嬢さん、悔やんでも遅いよ
猶予はいくつか与えたんだ
気付いた時には既にってか?
「愛されたかっただけなんだ」
それも叶わないね
だ
っ
て
溶けちゃったから
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