中松康太

18/46
前へ
/248ページ
次へ
新幹線に乗った時刻は9時ジャスト。 康太は席に着く。 隣には帽子を被った老紳士が座っている。 トゥルルルルルルルル‼ 新幹線の発進の合図が鳴った。 そして走りだした。 窓から見える景色はだんだんと緑に染まっていく。 しかしそう思うと外はまたコンクリートの壁に覆われる。 そして駅を通り、またしばらくいくと緑が広がる。 その繰り返しだった。
/248ページ

最初のコメントを投稿しよう!

470人が本棚に入れています
本棚に追加