中松康太

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体つきのいい男がおじいさんを背負って電車を降りた。 他の人たちは心配そうに窓から様子を見ながら席に戻って行った。 車内はまた今までどうりになった。 寝ている人 何やら考え込んでいる人 そしてさっきの出来事など忘れたように笑いこけている人。 康太は嫌悪感を覚えた。 康太はイヤホンを耳に当て、目を閉じた―。
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