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「先生、俺、志望高のランクを上げたいんですけど。」
「…。」
「俺、涼楠高校を志望したいと思います。」「どうして、そう考えたんだ?」
「公務員を目指して行こうと思いました。」
「そうか。」
「はい❗」
「お前の成績だと正直、ギリギリだ。かなり頑張らないといけないぞ。」
「はい。」
「じゃあ、頑張ってみろ❗」
僕はその時、滑り止めは考えていなかった。
つまり、一発勝負だ。
厳しいのは分かってたが、私立を受ける金がない僕には、公立志望の一本だった。
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