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私の心はいつものように十字路に立っていた
途方暮れて何処にも行けず…
留まっていた
そう 私には選択肢がなかった
好きだったから
私が別れを選べば
君がそう考えて答えを出したなら
数年間愛されてる実感も確かに感じた…
何をするにも優しく
君が嫌ならいいよ
私が嫌だと言わない事を彼は知っていた
卑怯な彼
私がどれほど彼を愛していたか
彼は知らない振りをして良く知っていたはず
ズルい彼
だから私には選択肢がなかった
私が
好きだからと言う我慢しか与えて貰えなかった
独りで眠れぬ夜を何日過ごしたか
貴方のお荷物になりたくなかったから
尽きぬ愛は 決して求めなかった
ただの一度も
あれから私は 優しい人に餓えていた
だから 棘には気付かなかった
この人なら優しく忘れさせてくれる
そう思い込んで
騙され続けた
今 私は人を信用出来ない
怖くて
辛く哀しいのは二度と嫌だから
素直な自分
そんな私は
果たして居るのだろうか
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