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現実的な話をされたせいか伊吹賢の中に不安が湧いてしまった。そこを坂本香織は見逃さない。
「やっぱり伊吹君も即決できない派か。まぁしょうがないよね!突然こんな事言ったら驚いちゃうもんね。でもね定員枠は残り二枠しかないんだ。
私達、伊吹君の面接で50人目なんだわ!それで今のとこ参加の意志があるのは18人、伊吹君も知ってるヘビーリスナーもその中にいるわ。
とりあえず今日の19時ぐらいまでには頭数20人くらい揃えて上司に企画提出するつもりなの。
だから伊吹君が迷うのは勝手なんだけどタイムオーバーになってから『やりますっ!』って言うのはナシなんだ」
50人も面接ってとあきれる岡部。
「こっちの都合で申し訳ないんだけど、伊吹君がこの場で参加希望をするなら、ここで課題を渡せるから楽何だけどどうする?
せっかく参加しても課題が未定出になったらもったいないしね」
坂本香織は次々と詭弁を並べる。
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