交渉

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 まんまと坂本香織の作戦にハマった伊吹賢は課題を貰い帰宅した。  そして坂本香織と岡部も会社へと帰社する。その道中、岡部は坂本香織が出した課題について疑問を持った。 「あの課題、何か意味あるんですか?わざわざMDに撮るなんて?」 「まぁ、ちょっと意味はあるんだけどね。それより岡部!マジで企画書作ってよ。何とか別候補たてるけど、保険かけておきたいからさ」  しゃあしゃあと喋り、仕事を押し付ける坂本香織。 「坂本さん!本気で学生をパーソナリティにするつもりなんですか無茶ありますよっ!!」 「いいじゃない。保険よ保険。自分で言ってて思ったんだけど、リスナーがパーソナリティって斬新っていえば斬新だよね」  気楽に考える坂本香織だった。
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